サイズ(cm):φ5.5×H2.2
素材:桑材
作り手:伯兆
小さなちいさなキャンパスに、独特の世界観を繰り広げた作品を作り続ける蒔絵師 伯兆さん。
毎回手に取るたびに、美しく、緻密で、そしてちょっとクスッと笑ってしまうような物語のある絵に魅入ってしまいます。
当店では、ほとんどの作品をオリジナルのデザインで製作していただいています。
こちらは、昨年の2月にデザインしていただいた猫シリーズ香合の第二弾!
メインの猫姐さんはそのままに、背景や着物の柄を変えてより贅沢な仕上がりで復活しました。
縦縞模様の螺鈿がきらめく華やかなお着物で、しっとりと三味線を弾く猫姐さん。
ちょっと愁いを帯びた上目遣い、チントンシャン・・・
南天に囲まれて、冬の澄んだ空気に音をのせ、大切な誰かに届けようとしているかのよう。
ねずみさんたちも、姐さんの奏でる音にうっとり聴き入っているようです。
桐箱にも、可愛らしい足跡の漆絵が描かれています。
1972年 茨城県生まれ
1993年 女子美術短期大学造形科生活デザイン教室卒業。
同年、父でもある蒔絵師「一径」に師事。
主に鼈甲の装身具に蒔絵をするのが仕事。
修行10年目に「伯兆」の号を賜る。
現在は愛知県在住。子育てをしながら製作活動。