サイズ(cm):約φ27×H7.5
素材:マタタビ
産地:福島県
福島県の奥会津地方で作られるマタタビ細工は、古くから山間地における積雪期の手仕事として広がり、今でも洗いざるや蕎麦ざるなどの暮らしの道具として使われています。
秋から初冬にかけて山に入り材料を採取します。採取したマタタビの皮を剥き等分に割いたものを、太さや厚みを丁寧にそろえて材料にします。これもすべて作り手さんの手作業によるもの。この材料作りの技術が、完成品の仕上がりを大きく左右します。
中央を四つ目編みにすることで、水や汚れが流れやすく野菜洗いに適しています。
きゅうりやトマト、ほうれん草などの葉物のお野菜の水切りに、小物の収納かごにもオススメです。
■素材の特徴
とてもしなやかで弾力性があり、水分をよく吸います。
ささくれや細かなヒビがあることがございますが、使用上問題ございません。制作上のものとしてご理解ください。
ささくれは使用しているうちに取れていきますが、気になる場合は引っ張らずにハサミでカットしてください。
経年により、次第に色が濃くなっていきます。年々変化していく様をお楽しみください。
※寒晒しにより、日焼けでヒゴの色が部分的に濃いものもございます。
「寒晒し」とは、出来上がったざるを外に干し紫外線に当てることでカビや虫が付きにくくすること。
■ お手入れ
マタタビは吸水性が高いので、洗った後は必ずよく乾燥させてください。湿気が残っていると、カビの原因になります。紐などを通して、風通しの良いところに掛けておけばすぐに乾きます。