サイズ(cm):約φ20.5〜21×H12.5
素材:マタタビ
産地:福島県
※サイズが多少異なることがあります。
福島県奥会津で作られるマタタビ細工は、山間地における積雪期の手仕事として伝えられてきました。
蔓の皮をむき等分に割いたものを、大きさや厚みを丁寧にそろえて材料にします。
しなやかで水切れの良いその特徴から、生活道具として用いられています。
吸水性の優れたマタタビは、水に濡れるとさらにしなやかになり、優しくお米を傷つけずとぐことができます。
膨張することで米の目詰まりを防いでくれるので、米とぎにはぴったりのざるです。
こちらのサイズは3合ぐらいまでとげます。
ヒゴもささくれが少なく丁寧で、しっかりかために編まれたざるです。
(使用前に、ボウルに水を貯めてざるを数分つけておくと目詰まりしにくくなります。それでも少しお米が残ることがあるので、その場合はひっくり返して、お尻をぽんぽんと叩くとぽろぽろ落ちてくれます。)
※最後の2枚の画像は、5合サイズとの比較です。
■素材の特徴
とてもしなやかで弾力性があり、水分をよく吸います。
手作りのため、ささくれや細かなヒビがあることがございますが、使用上は問題ありません。
経年により、次第に色が濃くなっていきます。年々変化していく様をお楽しみください。
※縁には補強のため「クマヤナギ」という植物が使われています。時々見られる黒い斑点は、カビではございませんのでご安心ください。
■ お手入れ
マタタビは吸水性が高いので、使用後は必ずよく乾燥させてください。湿気が残っていると、カビの原因になります。
紐などを通して、風通しの良いところに掛けておけばすぐに乾きます。